荒川区議会 令和8年 財政援助団体調査特別委員会 03月23日-02号
plenary
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会期サマリ
令和8年財政援助団体調査特別委員会において、荒川区シルバー人材センターの令和6年度事業報告及び決算について審査が行われた。会員の高齢化、民間からの受注減少、派遣事業の導入検討、熱中症対策、接遇研修、情報提供のデジタル化対応などが議論の主要テーマとなった。また、退会者管理、未納会員への対応、区からの業務委託の在り方についても質疑が交わされた。
トピック (11)
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高齢者就業とフレイル予防
シルバー人材センターの就業活動がフレイル予防に効果があること、及び就業を通じた社会参加、心身の維持、経済的自立の重要性が確認された。全国シルバー人材センター事業協会の研究では、就業者と非就業者のフレイル予防効果に約34パーセントの差があるとされている。
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会員構成と年齢推移
登録会員・就業会員の平均年齢は76歳を超え、70~79歳が全体の6割を占める。新規入会者の平均年齢は72.8歳で年々高齢化が進行。民間企業の定年延長により、おおむね70歳まで企業雇用される傾向が背景にある。女性会員比率は全国平均を上回る41.2パーセント。
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民間受注の減少と就業機会確保
民間からの受注が減少傾向にあり、公共業務が全体の75パーセント超を占める状況。理由として請負・委任形態の限界、指揮命令の発生による対応困難、安全性確保の課題が挙げられた。一般労働派遣事業の導入や就業形態の多様化による受注拡大が検討されている。
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派遣事業の導入検討
東京労働局の指導を受け、偽装請負や関係法令抵触業務からの撤退を進めてきた。一般労働派遣事業導入により、保育補助や事務業務などの新規受注が可能になると期待。導入時には会員への丁寧な説明会実施が計画されている。
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法制度の変化への対応
令和5年のインボイス制度導入に対応し、令和6年度は事務費の上乗せで会員負担を軽減。令和7年度から包括的契約へ移行し、消費税分を発注者側が負担する形に改めた。フリーランス新法への対応として、業務内容の明確化を進めている。
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退会者管理と見守り対応
退会理由の4割が会費未納で統計上位。連絡がつかない会員について、シルバー人材センター単独での対応には限界がある状況。退会者への関わり継続やサークル活動による会員間交流の維持が検討されている。
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熱中症対策と就業条件
安全衛生規則改正に対応し、熱中症警戒アラート発令時の就業時間変更や取りやめ措置を実施。ファンつきベストの貸与や待機場所の確保を進めているが、気温35度以上での冷却効果の限界が課題。就業取りやめ時の配分金補償について、他所管との調整が必要。
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接遇研修と苦情対応
会員の言葉遣いや態度についてクレームが寄せられている。入会説明会での接遇ビデオ視聴、毎月の実践的研修実施、既就業者向けフォローアップ研修を展開。令和6年度は新規研修12回・199名、フォローアップ研修18回・628名の実績。
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情報提供のデジタル化
令和6年10月にLINE公式アカウント開設により就業情報発信を開始。スマートフォン保有率は76パーセント超、LINE登録率は64パーセント。ガラケー利用者や非保有者への対応として、紙媒体を併用しながら段階的にデジタル化を進めている。
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女性会員拡大と就業内容
女性会員比率が全国平均を上回る41.2パーセント。女性会員向けの募集説明会実施や手芸講座などのイベント開催により、参加者から会員へのつながりが生まれている。見守り業務、マンション清掃、家事援助、保育補助などが女性会員向けの就業内容。
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新規就業機会の開発
東京しごと財団の技能研修制度を活用し、包丁研ぎなど新たな業務に対応。自転車パンク修理などの提案が提起された。区民の困りごととシルバー会員のスキルを結合させた就業開発が課題として指摘されている。
発言議員 (7 名)
- 明戸真弓美
就業機会拡大に関する課題と取組について質問を行った。民間からの受注減少の背景と今後の対策について確認した。女性会員の拡大状況と女性向け就業内容について発言。介護施設での洗濯業務など派遣事業による就業機会の拡大の可能性について質問を行った。退会者の見守りと会費未納の理由把握に関する質疑を行った。
- 茂木弘
委員長として委員会を進行した。視察報告の承認について発言。参考人招請と審査事項の説明を行った。質疑終了後、民間と公共業務の比率の適正性について質問し、公共業務が過度に多い傾向に疑問を提示した。シルバー人材センターの交流機能と福祉部の責任分について見解を述べた。
- 斎藤泰紀
会員の接遇改善について重点的に質問した。入会説明会での接遇ビデオ視聴と毎月の外部講師による実践的研修について確認。既就業会員へのフォローアップ研修実績の報告を受けた。行政の責任として、発注者側からの指導強化と、個別就業時の仕事先の詳細説明について、令和8年度中の具体的改善検討を要望した。
- 山口幸一郎
会員の年齢構成について確認し、民間企業の定年延長が新規入会者の高齢化に影響していることを理解した。就業によるフレイル予防効果と、外出・社会参加の重要性について発言。介護保険料抑制への貢献について区と共通認識を得た。退会者へのサークル活動等による関わり継続と男性の社会参加促進の必要性を指摘した。会費未納に至る背景の複雑性について発言した。
- 山本剛
通学路の猛暑対策として、ビブスなど備品の工夫や日傘使用について提案した。熱中症対策と配分金のバランスについて質問。民間派遣業との競合における短時間・少頻度就業がシルバー人材センターの強みであることを確認した。会員数の増加目標の現状認識と修正について発言。広域的な就業機会確保の可能性について質問した。
- 清水啓史
連絡がつかない退会会員について、高齢者の安否確認が必要との観点から質問した。孤独死のリスクについて言及し、シルバー人材センターと行政の情報共有の重要性を指摘した。地域包括支援センターやみまもりステーション等との連携による対応の必要性を提起した。職業紹介における希望職種の把握と供給のマッチングについて発言した。
- 相馬ゆうこ
民間受注減少の理由と回復策について確認した。派遣事業導入の具体性について質問し、中長期計画での明記の必要性を指摘した。令和6年度調査で収入確保が健康よりも上位の就業理由となった点から、高齢者の生活実態の切実性を指摘。公共業務の削減ではなく、むしろ切り出しの拡大が必要との意見を述べた。保護者からの感謝の気持ちが会員に伝わる機会づくりの要望。生活機能調査の実施状況について確認。スマートフォン未保有者への情報提供継続の必要性と、助成制度の周知を要望した。新規就業開発として自転車パンク修理などの具体提案を行い、区民の困りごと把握と会員スキル活用の連携を提案した。
本会期では発言記録なし (24 名)
※ AI 解析対象議事録に発言が記録されていない議員。委員会・別会期で発言している可能性あり(出典 PDF をご確認ください)。
出典
- 議事録 PDF https://ssp.kaigiroku.net/tenant/arakawa/MinuteView.html?council_id=676&schedule_id=2
- 取得日 2026-06-14T10:48:46+09:00
- 会期ID c676_s2_2026-03-23